街のかかりつけドクター

かかりつけドクターイラスト

 

北海道新聞朝刊に毎月掲載「街のかかりつけドクター」

専門医に「教えてドクターコラム」企画にて執筆いただいてます。

 

このコラムでは各医療機関へ寄せられるご相談「視力低下や物の形がゆがんで見えたりする」黄斑前膜や黄斑円孔などを「光干渉断層計(OCT)」により早期に発見し良好な視機能を維持するために重要であるお話や、「お尻が痛痒い、肛門が痒い」との疑問に温水洗浄便座(ウオッシュレット・シャワートイレ等)の正しい使い方や、「発熱と下痢・長引く下痢による感染性腸炎の疑いや感染対策」また「検診控えの中の」胃大腸内視鏡検査や最新のがん検査の紹介等、各専門医が月替りで分かりやすく紹介しています。

※WEBサイトの情報は北海道新聞掲載日の翌日以降に更新されます。しばらくお待ちいただき再度ご訪問ください。

教えてドクター

胃に慢性的な不快感が続く機能性ディスペプシア(FD)
<21年に診療ガイドラインが改訂>  機能性ディスペプシア(FD)は、症状の原因となる器質的、全身性、代謝性疾患がないにもかかわらず、慢性的なみぞおちの痛みや胃もたれなどの不快感・不調が続く病気です。命にかかわる病気ではないですが、罹患すると患者さんの生活の質を大きく低下させます。
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失明の恐れも〜網膜静脈閉塞症〜
<突然の視野障害や視力低下>  眼球をカメラに例えると網膜はフィルムにあたり、光や色を感じるのに重要な膜状の組織です。「網膜静脈閉塞症」は網膜の静脈の血流が詰まる(閉塞)ことで発症します。静脈の枝が詰まった場合は網膜静脈分枝閉塞症、眼球の奥にある神経や血管の出口である視神経乳頭部で静脈の根元が詰まった場合は網膜中心静脈閉塞症といい、閉塞の範囲や程度によって病状が異なります。
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寒い季節の悩み・乾燥肌の対策
 <湿疹や炎症のきっかけにも>  気温が下がり空気が乾燥する今の季節は、皮膚の水分が少なくなり、肌のトラブルが起きやすい時期です。乾燥肌が進み、湿疹や炎症などを引き起こし受診される患者さんも少なくないです。  皮膚が乾燥すると、カサカサした状態になり、ひどくなると白く粉をふいたり、ひび割れてうろこのようになったりします。
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便秘などの排便障害、我慢・放置せずに受診を
<便秘、新薬で治療に幅>  排便障害には便秘や下痢、便失禁などがありますが、その症状・程度・原因に応じて適切に治療することが必要です。  例えば一言で便秘といっても、便が出ない「排便回数減少型」や便が出せない「排便困難型」では対処方法が異なります。  「排便回数減少型」では、そもそも良好な便ができるような食事をしていない、生活習慣や加齢によって腸の動きが弱い、など原因によって対処方法や使用すべき薬剤も異なってきます。
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生きづらさの背景にあるかもしれない[パーソナリティ症]
<パーソナリティ症とは?>  パーソナリティ症とは、「広い範囲の精神症状や多様な社会適応の困難さ、主観的苦痛を生じるもの」と定義されています。  パーソナリティ症については診断基準がいくつかあります。米国精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM|5)では、パーソナリティーを「環境および自分自身について、それらを知覚し、それらと関係を持ち、それらについて思考する持続的様式である。
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医療のスティグマと、[NAFLD][NASH]の病名変更
<偏見や差別のない社会のために>  スティグマとは、特定の人や集団に向けられる否定的な意味づけをされ、不当な扱いを受けることをいいます。例えば、精神疾患やHIV/AIDS、性的嗜好、人種、障害、疾病などへのネガティブなレッテル貼りが、偏見や差別を生じさせる原因となることなどです。
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北海道新聞紙面過去記事

街のかかりつけドクター<北海道新聞朝刊企画>紙面にて

これまで掲載された新聞紙面のバックナンバーです。(Jpeg画像)

見逃した企画等があればご確認いただけます。