フレイルとは?
フレイルとは[加齢により心身の活力が低下した状態]です。
今まで“老化現象”と言われてきた症状が[フレイル]です。要介護の一歩手前の段階です。また、[噛む][飲み込む][話す]などの口腔機能が加齢により衰えることをオーラルフレイルといいます。
フレイルの診断基準とは
❶1年で4.5kg以上体重が自然に減少
❷何をするのも面倒だと疲れた感じが週に何回もある
❸歩行速度の低下❹筋力の低下❺軽い運動、定期的なスポーツなど週に1度もしていない
3項目以上該当するとフレイル、
1又は2項目だけの場合には予備軍のプレフレイルと判断します。
フレイルの予防方法
●タンパク質・ビタミン・ミネラルを含むバランスの良い食事をよく噛んで食べる
●適度な筋トレとウォーキング
●社会とのつながりを心がけ、地域活動などに参加し、趣味を楽しむ。
●口腔ケアを心がける
[噛む][飲み込む][話す]などの
口腔機能が加齢により衰えることを
オーラルフレイルといいます。
●食べこぼしたりむせる、
●堅いものが食べにくい、
●滑舌の低下
些細な症状なので気が付きにくいため注意が必要です。口腔機能の低下は、放置しておくと、全身の機能低下へと進み要介護状態になる可能性があります。定期的に歯の健康を保つことをお勧めします。
3項目以上該当するとフレイル、1又は2項目だけの場合には予備軍のプレフレイルと判断します。
「はい」「いいえ」で回答し合計点数を出します。
例えば❶が「はい」なら2点、「いいえ」なら0点。
❷以下の項目に全て答えて、合計点を出します。
合計点数が
0〜2点 オーラルフレイルの危険性は低い
3点 オーラルフレイルの危険性あり
4点以上 オーラルフレイルの危険性が高い
※出典/東京大学高齢者総合研究機構田中友規、飯島勝矢
オーラルフレイルの対策
口周辺の筋肉を鍛えるトレーニング
些細な症状なので気が付きにくいため注意が必要です。口腔機能の低下は、放置しておくと、全身の機能低下へと進み要介護状態になる可能性があります。定期的に歯の健康を保つことをお勧めします。
❶「あー」と発音するように口を大きく開き
10秒間保持した後、ゆっくりと口を閉じます。
❷口を大きく開けて、ゆっくりと舌を前後に
出し入れします。舌で左右の口角を触ります。
❸頬をふくらませて息が漏れないように5秒間保持、
次に口をすぼめて5秒間保持。
このトレーニングを各1セット5回、1日2回行ってください。
年齢とともに減ってくることがある唾液は、口腔内の粘膜の保護や食べ物を飲み込む時にも必要だったり、口臭や虫歯予防など大切な働きがあります。少なくなってきたと感じたら、唾液をしっかりと出すようにすることが大切です。
唾液を増やすマッサージ
唾液腺は、耳の前・あごの周囲・舌の下などにあります。
些細な症状なので気が付きにくいため注意が必要です。口腔機能の低下は、放置しておくと、全身の機能低下へと進み要介護状態になる可能性があります。定期的に歯の健康を保つことをお勧めします。
❶親指であごの骨の内側を軽く押したり、
円を描くようにマッサージします。
❷指の腹で耳の前から奥歯のあたりまで
円を描くようにマッサージします。
このトレーニングを各1セット5回、1日2回行ってください。